結婚式のお車代はどこから遠方？基準・相場・渡し方を徹底解説

この記事では、お車代の基準や相場、渡し方まで詳しく解説します。

結論

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※ハナユメウエディングデスク利用者を対象に実施したアンケート調査（対象期間：2024年1月1日～6月30日）

お車代とは？渡すべきゲストの基準

• そもそも「お車代」とは？意味と役割
• お車代を渡すべきゲストの条件

そもそも「お車代」とは？意味と役割

お車代とは、結婚式に招待したゲストの交通費を一部または全額負担するために渡すお金のことです。

特に遠方から来るゲストの金銭的負担を軽減し、感謝の気持ちを伝える役割があります。お車代は必ずしも渡す必要はありません。しかし、移動距離や費用の負担が大きい場合は渡すのが一般的です。

渡しすときは受付で事前に手渡すか、あらかじめ封筒に入れて席に用意するのがスマートです。

お車代を渡すべきゲストの条件

お車代を渡すべきゲストは、主に3つのパターンです。

• 遠方から来る人
• 主賓や仲人
• 乾杯の挨拶をするゲスト

遠方の基準は地域によりますが、往復の交通費が高額になったり、移動時間が長かったりする場合に配慮が必要です。

また、主賓や仲人は特別な役割を担っているため、距離に関係なくお車代やお礼を渡すのがマナーとされています。

どこからが「遠方」？

「遠方」の定義は場合や状況によって異なり、明確な距離や移動時間は決まっていません。

一般的には、往復の交通費が5,000円以上、または交通費と宿泊費を合わせて2万円以上が目安とされています。また、新幹線や飛行機などの長距離を連想させる交通機関を利用する場合は、遠方と考える事が多いです。

たとえば、都内で挙式披露宴を行う場合、近県の埼玉・千葉・神奈川は遠方にあたるかどうか、新幹線に乗らないところは遠方ではないかどうか、利便性も関係するかなど、さまざまな意見があります。

「遠方」の明確な基準があるわけではないので、最終的な基準は新郎新婦さんおふたりが決めるしかありません！

お車代を渡す基準3つ

• 移動に飛行機や新幹線を利用する場合
• 往復の交通費が1万円を超える場合
• 移動時間が1時間半以上かかる場合

移動に飛行機や新幹線を利用する場合

移動に飛行機や新幹線を利用しなければならない距離であれば、基本的にお車代を渡すのが一般的です。

例えば、東京から大阪・福岡・北海道といった長距離移動の場合、交通費の負担が大きくなるため、お車代の配慮が求められます。飛行機の場合は特に費用が変動しやすいため、ゲストが負担する金額が大きくなりすぎないよう注意しましょう。

往復の交通費が1万円を超える場合

お車代を渡す基準の一つとして、往復の交通費が1万円を超えるかどうかを目安にする方も多いです。

例えば、新幹線で往復1万円以上かかる場合は、ゲストの負担が大きくなるため、全額または一部を負担すると親切です。具体的な金額は、地域やゲストの立場（主賓・親族・友人）によっても異なるため、事前に確認しておくと安心です。

移動時間が1時間半以上かかる場合

距離だけでなく、移動時間もお車代を渡す基準になります。

目安として、片道1時間半以上かかる場合は、お車代を検討すると良いでしょう。とくに乗り換えが多かったり、不便な場所だったりすると、ゲストの負担が大きくなるため配慮が必要です。

移動時間が長くなる場合、交通費だけでなく宿泊費の負担も考慮し、必要に応じてサポートすることが望ましいです。

お車代の相場はどれくらい？距離別の目安

• 東京～大阪間：1〜2万円
• 東京～福岡間：1～5万円
• 東京～北海道・沖縄間：3万円以上

東京～大阪間：1〜2万円

東京～大阪間（約500km）は、新幹線の片道運賃が1万5,000円前後かかるため、往復分として1〜2万円前後をお車代の目安にするのが一般的です。

飛行機を利用する場合は格安航空会社を活用すれば安く済むこともありますが、新幹線の費用を基準に設定するとゲストの負担を減らせます。ビジネスホテルを利用する場合は、宿泊費を考慮し追加で負担するケースもあります。

東京～福岡間：1～5万円

東京～福岡間（約1,000km）では、新幹線よりも飛行機を利用するのが一般的です。

航空券の価格は時期によって変動しますが、往復3万円～7万円ほどになることが多いため、お車代もこの範囲で設定するとよいでしょう。格安航空会社利用を想定して3万円程度にするか、フルサービスキャリアの価格を考慮して5万円前後にするかは、おふたりの負担できる範囲に応じて決めるとよいでしょう。

東京～北海道・沖縄間：3万円以上

東京～北海道や沖縄間（約1,500km以上）の移動は飛行機が必須で、往復5万円以上かかることが一般的です。

とくに繁忙期は航空券が高騰するため、お車代の設定も高めにする必要があります。また、移動時間が長いため、宿泊が必要になることも多く、ホテル代を別途負担するか、お車代の金額を増やして調整することをおすすめします。

お車代の決め方＆渡し方のマナー

• 交通費・宿泊費は事前に確認しておく
• 同じ条件のゲストには同額を渡す
• 渡す際は目立たないよう配慮する
• 金額に応じた封筒を選ぶ（ポチ袋・ご祝儀袋の使い分け）

交通費・宿泊費は事前に確認しておく

お車代を決める際は、ゲストが実際にかかる交通費や宿泊費を事前に調べておくことが大切です。新幹線・飛行機・高速バスなどの運賃は時期によって変動するため、余裕をもってリサーチしましょう。

とくに宿泊が必要なゲストには、ホテルを手配するか、お車代として宿泊費を含めるかを考え、失礼のないよう配慮することが重要です。

同じ条件のゲストには同額を渡す

お車代を渡す際、同じ条件のゲストには同額を渡します。同じ距離・交通手段で来るゲストに金額の差をつけると、不公平感が生じてしまうからです。

とくに共通の知人がいる場合、金額の違いが後で話題になることもあるため注意しましょう。

渡す際は目立たないよう配慮する

お車代は、受付や親族を通じてさりげなく渡すのがマナーです。

受付で渡してもらう場合は、リストを用意しておくとスムーズに渡してもらえます。

渡す場合は、人目につかないよう封筒に入れ、「本日は遠いところお越しいただきありがとうございます」と一言添えると丁寧です。

金額に応じた封筒を選ぶ（ポチ袋・ご祝儀袋の使い分け）

お車代は、金額に応じた封筒を選ぶことも重要です。

• 3,000円～5,000円程度→ポチ袋
• 1万円～3万円程度→略式のご祝儀袋
• 5万円以上→正式なご祝儀袋

表書きには「御車代」または「御礼」と書き、渡す相手に失礼のないようにしましょう。デザインも派手すぎず、落ち着いたものを選ぶと好印象です。

ケース別！お車代を渡すべきか迷うシチュエーション

宿泊が必要なゲストには？

遠方からのゲストで宿泊が必要な場合、お車代に加えて宿泊費の負担も検討する必要があります。

基本的には、ホテルを新郎新婦側が手配するか、お車代に宿泊費を含めて渡すのがマナーです。全額負担が難しい場合は、一部補助する形でも構いません。「ホテル代込みで〇円お渡しする」など、事前にゲストへ伝えておくと安心です。

二次会に参加する遠方ゲストは？

披露宴後に二次会まで参加する遠方ゲストには、帰りの時間が遅くなることを考慮し、お車代を渡すことを検討しましょう。

とくに終電を逃して宿泊が必要になる場合は、宿泊費のサポートも視野に入れると親切です。また、二次会の会費が高額な場合、交通費の一部負担としてお車代を渡すことで、ゲストの負担を軽減できます。

主賓や仲人へのお車代は特別対応すべき？

主賓や仲人は、結婚式において特別な役割を担うため、距離に関係なくお車代を渡すのが一般的です。

金額は1万円〜3万円が目安ですが、新幹線や飛行機を利用する場合は、それに見合った額を用意しましょう。また、宿泊が必要な場合はホテルを手配するのが基本です。

感謝の気持ちを込めて、封筒に「御車代」または「御礼」と記載し、丁寧に渡しましょう。

【注意】お車代を渡す際に気をつけたいポイント

• 共通の知人同士で金額差をつけない
• 披露宴後に渡すのは最終手段にする

共通の知人同士で金額差をつけない

お車代を渡す際、同じ距離・条件で来るゲストに差をつけると、不公平感を生んでしまいます。

とくに共通の友人や同じグループのゲスト間で金額が異なると、あとで話題になり気まずい雰囲気になることも。渡す基準を明確にし、統一した金額を用意することで、不満が出ないよう配慮することが大切です。

披露宴後に渡すのは最終手段にする

お車代は基本的に披露宴の前、もしくは受付で渡すのがマナーです。

披露宴後に渡すと、ゲストが「自分はもらえなかったのでは？」と不安に思う可能性があります。どうしても当日渡せなかった場合は、後日郵送するなど、できるだけ早めの対応を心がけましょう。

とくに遠方ゲストには、帰る前に確実に手渡しするのが理想です。

まとめ：お車代はどこからが遠方かは、おふたりの判断！

結婚式のお車代は、ゲストへの感謝を形にする大切なマナーの一つです。

「遠方」の定義は場合や状況によって異なり、明確な基準があるわけではないので、最終的な基準は新郎新婦さんおふたりが決めるしかありません！

遠方ゲストの負担を軽減し、気持ちよく参列してもらうためにも、渡す基準や金額、渡し方に気を配りましょう。また、渡す際は不公平感が出ないように統一することもポイントです。

適切なお車代を用意し、ゲストが心から結婚式を楽しめるようにしましょう。

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